森と海の街、Den Haagでのんびりライフ。美味しいもの、楽しいこと、いろいろ発見できるオランダ生活20年目。

オランダで宿屋さんやってます。

緑の街でB&Bとヒーリングサロンを営んでます。

オランダの節約セミナー出席してみました。

オランダ=ケチという印象の強い方も多いと思いますが、近年、多くのオランダ人も色々と所有し、昔話されていたオランダの節約話も薄れてきたような・・・と思っていたところに、図書館で面白い案内を見つけました。

「少ない予算でどう食べるか」という内容。市の主催でプロの栄養士とファイナンシャルアドバイザーが同席の元で行われるということで申し込んでみました。

まずはプロの栄養士の説明で、一日どのくらいの栄養を取ればいいかという円グラフが紹介されました。
スクライフファン5(Schrijf van 5) というオランダの食事バランスガイドです。

日本の給食の時に書いていた栄養円グラフにも似ています。お野菜は一日250グラムとなっていました。

お野菜
タンパク質
炭水化物
脂質
水分
など5項目バランスよく摂取するように指導がされました。
詳しくはこちら(オランダ語
https://www.voedingscentrum.nl/nl/gezond-eten-met-de-schijf-van-vijf.aspx

シンプルな説明で、
最近の栄養関係情報の本当かウソかわからないのに悩まされていた自分には、とてもよくわかる内容でした。

お野菜250グラム(日本は350グラム)
お肉の100グラムは手のひらの指4本分の大きさ

50歳を超した女性はビタミン剤の摂取を勧められたり、理由が明確で更年期の女性にはとてもお役立ち情報でした。

栄養情報の次には
ワッフルやジャムの試食。おいしかった食品から番号をつけて、後は値段とメーカーの名前の発表。
ほとんど味が変わらないのに、値段だけ高いとか、
黒パンや茶色パンのほうが体によさそうに見えるけど、キャラメル色素などをつかって着色しているものが多く、その色をつけたことにより1€、2€値段が上がるなど。


そして、動画を見ながらスーパーマーケットのからくりを確認。
オランダ大手スーパー、アルバートハインに違いない店舗の動画です。これを市の職員がセミナーでつかうのですから、オランダって大らかだなと思います。

買い物にいく前の注意として
①買い物メモを作る
②空腹で出発しない
③スーパーに設置してある無料コーヒーは飲まないこと

などの注意点がありました。
③の無料コーヒーについては、値段をきかれたところ、参加者全員で、0€でしょ、というと、実は10ユーロの損失になることがあるそうです。理由は、まずコーヒーは熱湯で、これを手にして買い物をする人はほとんどいないそうです。コーヒータイムの平均時間は10分、その間、無駄なものが視界に入ってくるように店内は工夫がされています。

10分足をとめるというのは、罠にかかったのと同じということです。


ファイナンシャルアドバイザーが

「絶対に止まるなよ~」と動画をみながら熱弁してくれて、面白かったです。

オランダ人の習慣として、boodschappenlijst(買い物リスト)を作るというのがあります。
メモをもって家の中を一周します。消耗品が切れていないかチェック。冷蔵庫の中、棚の中をぜんぶ見て、必要なものがあれば
書き出していく方法です。

この紙をもって大きなスーパーのカートを押してお買い物している人は普通に見かけます。
アプリもありますので、メモして買い物というのは節約の基本中の基本です。

さてスーパーの広告はいつ見るかという質問ですが、
かならず買い物リストを作成した後にスーパーの広告をみること、とのこと。広告からみると無駄買いする可能性が大とのことでした



そして最後に缶がプレゼントされました。

開けてみると
お買い物リストメモ帳と
家計簿が入っていました。





このコースは市が無料で開催しており、参加者の現状はそれぞれ。
公務員もいれば、週末にはお財布が空になる方、節約したいけどどうしていいかわからない、健康的に生活したいなど
そういった理由でした。

私も自営業になり、勤め人の時のようにふらふら外食したり、家計費を考えないで生活をしていたことを考えると
今、参加するべきだな、と考えたわけです。

説明してくださった栄養士さんは、スーパーフードといわれる食品の話などはされませんでした。
どの食材も高額、節約セミナーにそんな食材存在しません!

それでも、栄養士さんの日常生活をきいていると、とても健康的であること、体形もすらっとされていていました。
普段は自転車で移動され、お子さんもおられます。無理なダイエットもせず、普通に食べて、
健康を維持されています。
とても足が地についた講習で、終わったあと、すごく気分がよくなりました。

オランダは最近、正規の栄養士による指導は保険が適用されることになっています。
もちろん保険内容によっては制限がありますが、低所得用の保険を受けている市民はこの対象になっているようです。

近年、低所得者層の肥満が先進国で問題になっています。一昔の貧乏は痩せていましたが、現在はその逆、高カロリー&低栄養に
なりがちであることから、こういったセミナーを市が主催して地道に指導をするというのは素晴らしい取り組みだと
思います。


そして、このセミナー後は私にも大きな変化がありました。

サラダをよく食べるようになりましたし、予算と買い物のバランスをよく考えています。

わたしはプロフィールにも書いていますが、米国の資格、ホリステックヘルスコーチとか持っていますし、いろいろと高額かけて
習いましたけど、実際、すぐに実施できたのは、この市からのアドバイスでした。


オランダの好きなところは
質素なところでしょう。

長年住んでいて、どこが一番好きかな、と思うと、贅沢を好まない文化であるところです。


節約にストレスがかかると気分も上がりませんが

計算して食べるという楽しみを見つけてしまった今、

冷蔵庫の中もお野菜の小分けなどを行い、充実しています。

オランダ語を普通に話す日本人の友人にもこのセミナー参加を勧めました。

もともとオランダ人の質素な文化に対して興味があったのですが、この興味が一気にすすみ、オランダ語の家事の本などを
探して読んでいます。

また良い情報がありましたら、このブログでもご紹介していきます。

今日もお読みいただきありがとうございました。

Shoko